アパートメント。 [芸能人]
秋の夜長に、ツタヤでビデオを借りて来ました
アパートメント
主演はヴァンサンカッセルですが、名前しか知らなかったけど、この人カッコイイわ〜〜
まじ端正な顔立ちで印象に残る俳優さんです。
男女の関係を描いたミステリーとあったので、どんなもんかなーと思って借りたのですが、序盤の方は芸術的な映像に象徴的な描写が続くので、
「まあ、感覚的なミステリーって事かな??」等と思っていたのですが、物語は中盤に近づくにつれどんどんその面白さを増していきます。
自らは手を下さず、マックスを愛するがゆえマックスとリザの関係を影ながら操り引き裂くアリス。
アリスを「運命」の象徴とするなら、人は何故真実に触れれず運命の罠にハマりつづけるのだろう??
そして何故何も知り得る事なく運命を喜んで享受してしまうのだろう??
マックスとリザが別れてもなお、マックスを追い、自分に近づけようとするアリス。
アリスの願いは、常に完璧な形で叶っている。
アリスはマックスの親友リュシアンの恋人でありながら、マックスを追い関係を持つ。
初舞台の劇場で、アリスはリュシアンがマックスを連れて舞台を観に来ている事を知り、客席に背を向け、初舞台を台無しにしてしまう。
落ち込むアリスをなぐさめるリュシアンにアリスは言う。
「どっちの私が好き?
化粧してる方?してない方?
それとも片側だけ??」
結局マックスはアリスがリュシアンの恋人である事、アリスに芝居をされていた事に気づき、アリスにこう言う。
「女性を背中から見るようなものさ。確かめちゃいけないんだ」
そして、アリスはこう答える。
「彼女の何を知ってるの?
彼女はあなたを愛してた。すべてがあなたに近づくためだったとしたら?」
そんな事が理由になるだろうか?
愛する者に近づくために愛する者を不幸にしたのであれば、それは愛を通り越してただのエゴではないだろうか??
マックスはアリスの靴のサイズがリザのサイズとは違っていた事に気づいた時、アリスの嘘に気づき始める。
それはアリスに疑いを持ったのではなく、マックスが真実に「目覚めた」からである。
物語は終盤まで、アリスの思惑に登場人物は翻弄され続ける。
しかし、ラスト、空港でアリスが待つ目の前で婚約者と固く抱き合うマックス。
マックスは、婚約者の肩越しに、冷たい目でアリスを見つめる。
マックスのように、目覚めた「賢者」になれれば、人は運命の仕掛けるばかげたゲームから抜け出せるのかもしれない。
アパートメント
主演はヴァンサンカッセルですが、名前しか知らなかったけど、この人カッコイイわ〜〜
まじ端正な顔立ちで印象に残る俳優さんです。
男女の関係を描いたミステリーとあったので、どんなもんかなーと思って借りたのですが、序盤の方は芸術的な映像に象徴的な描写が続くので、
「まあ、感覚的なミステリーって事かな??」等と思っていたのですが、物語は中盤に近づくにつれどんどんその面白さを増していきます。
自らは手を下さず、マックスを愛するがゆえマックスとリザの関係を影ながら操り引き裂くアリス。
アリスを「運命」の象徴とするなら、人は何故真実に触れれず運命の罠にハマりつづけるのだろう??
そして何故何も知り得る事なく運命を喜んで享受してしまうのだろう??
マックスとリザが別れてもなお、マックスを追い、自分に近づけようとするアリス。
アリスの願いは、常に完璧な形で叶っている。
アリスはマックスの親友リュシアンの恋人でありながら、マックスを追い関係を持つ。
初舞台の劇場で、アリスはリュシアンがマックスを連れて舞台を観に来ている事を知り、客席に背を向け、初舞台を台無しにしてしまう。
落ち込むアリスをなぐさめるリュシアンにアリスは言う。
「どっちの私が好き?
化粧してる方?してない方?
それとも片側だけ??」
結局マックスはアリスがリュシアンの恋人である事、アリスに芝居をされていた事に気づき、アリスにこう言う。
「女性を背中から見るようなものさ。確かめちゃいけないんだ」
そして、アリスはこう答える。
「彼女の何を知ってるの?
彼女はあなたを愛してた。すべてがあなたに近づくためだったとしたら?」
そんな事が理由になるだろうか?
愛する者に近づくために愛する者を不幸にしたのであれば、それは愛を通り越してただのエゴではないだろうか??
マックスはアリスの靴のサイズがリザのサイズとは違っていた事に気づいた時、アリスの嘘に気づき始める。
それはアリスに疑いを持ったのではなく、マックスが真実に「目覚めた」からである。
物語は終盤まで、アリスの思惑に登場人物は翻弄され続ける。
しかし、ラスト、空港でアリスが待つ目の前で婚約者と固く抱き合うマックス。
マックスは、婚約者の肩越しに、冷たい目でアリスを見つめる。
マックスのように、目覚めた「賢者」になれれば、人は運命の仕掛けるばかげたゲームから抜け出せるのかもしれない。
タグ:タロット