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頑張るのをやめると、豊かさはやってくる。 [本]

頑張るのをやめると豊かさはやってくる
ISBN978-4-569-79127-2.gif

この本はいわゆる願望実現系の本ですが、ただひたすら信じる事は叶いますとか、イメージすれば結果は引き寄せられますと盲信的に唱える本とはひと味違います。
他の成功法則系の本を読む前に、まずこの本を読んでください。

この本の素晴らしいところは、著者のアランコーエンさんの文章がとても上手い事、押し付けがましくなく、かつ理論としても受け入れ易い内容で書かれています。

豊かさがやってくるとありますので、自然とお金に関する記述がありますが、著者のアランコーエンさんはスポンサーから講演の報酬を払ってもらえなくて困っていました。再々催促しても払ってもらえず、しかも相手には払うお金が充分にあるにも関わらず受け入れてもらえなかったのです。

わたしはこの問題についての答えを引き出そうとしました。わたしの内なる助言者は、単に問題を忘れてしまうようにと言っています。少しづつとはいえ、すでに三年間にわたってだまされたという嫌な気持ちを味わっていたので、これ以上この問題で心の平和を乱したくありませんでした。

問題を忘れようとアランさんが決めた週に、アランさんは講演の仕事で大勢の前でスピーチをしました。アランさんは報酬は三千ドルぐらいになるだろうと予想していましたが、結果返ってきた報酬は四千ドルほどでした。そして、スポンサーから催促をあきらめた額は千ドルほどです。

わたしは苦笑しました。 宇宙はわたしにものごとが巡り巡っているという事を教えてくれたのです。 自分が公正さに対して抱いていた認識がとてもちっぽけだったことに気づいたのです。 宇宙は巧みなやり方で帳尻を合わせる事ができます。 わたしが最初のできごとで失った「お金」は別の扉から戻ってきました。

まいんなら、「それは偶然だろうww」で片付けてしまいますが、著者のアランさんはそうではないと考えています。

著者のアランさんはこう語ります。

向上を求めて努力するのは、窮乏のせいでも、欲のせいでもありません。成長と進歩こそ、生命の本質だからです。すべての存在は成長を望み、また同時に、今この段階で完全無欠でもあります。
「完全無欠」とは到達する場所のことではなく、進みながら道を楽しむ今の姿勢のことです。

この世でいちばん難しいことは「自分ではない何かになろうとすること」、いちばんやさしいことは「自分自身でいること」です。単純すぎるように響くかもしれませんが、複雑な心には、単純になることが一番の解毒剤かもしれません。 ある賢者の言葉です。「真実とは単純なものである。もしも複雑だったら、誰でも理解できただろう」。

願望が叶うかどうかは別にして、たくさんの「気づき」が得られそうな本です。[ひらめき][ひらめき]




タグ:タロット
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